毎回模試で古文が足引っ張っちゃうんだよなあ. . . 。
古文は覚えるべきことをしっかり覚えれば確実に点を取れるようになるよ!
〈この記事の対象者〉
・古文をこれまで苦手としてきた受験生
・国語の勉強時間の限られる理系志望の高校生
・これから古文の勉強を始めようとしている中高生
国語のなかでも古文と漢文は重要事項と言われる部分を覚えてしまえば、安定して点を稼ぎやすい分野です。
「重要事項とは何なのか」
「どのように勉強を進めていけばいいのか」
これらをこの記事でしっかりと解説するので、これを機に古文を得意科目にしてしまいましょう!
ちなみに、現代文と漢文については別の記事で解説しているので、合わせて見てみてください。
古文の概論
古文全体を通しても覚えるべき重要事項の量というのは他の科目に比べてさほど重くありません。
個人的には英単語帳1冊覚える方が大変な気がします。
古文の勉強はまずは重要事項を覚えて、次に問題演習をして覚えた知識の確認をする。
基本的にこれで完結します。
つまり、重要事項を覚えてしまえば8割方受験で必要な古文の勉強は完成してしまうということです。
それでは、ここから重要事項とは何か解説していきます。
対策法
まずは重要事項の暗記に取り組みましょう。
古文の重要事項はずばりこれらです!
・動詞、形容詞、形容動詞の活用
・助動詞の意味、活用、接続
・「ば」などの重要助詞の訳し方
・敬語の使い方
・基本単語の意味
・「なり」「ぬ」などの紛らわしい語の識別方法
・古典常識
・和歌の読み方
少し多いように感じるかもしれないですが、計画を立てて取り組めば意外とすぐ1周できますよ!
ひとつひとつ覚えていきましょう!
それではこれらについての勉強法について解説していきますね。
文法事項
文法事項とは上の箇条書きのうち、緑の下線を引いた部分です。
動詞の活用などなどですね。
これらは基本的に学校で配られる文法書にすべて載っています。
もし学校で配られなければ、本屋で一冊買ってみましょう。
選び方は、自分の見やすいレイアウトか、分厚すぎないかなど、直観で選んで大丈夫です! (本によって書いてあることに大差ないから)
文法書1冊を丸暗記する必要はないですが、上で下線を引いた部分を中心に暗記するようにしていきましょう。
もし手持ちの文法書のうち、どこを中心に覚えたらいいか分からないという場合は、覚える範囲を絞ってくれている参考書を買うのもありかなって思います!
覚えるときのコツとかありませんか?
基本的には何度も見る!ってことくらいかな。
形容詞のク活用は「く、から、く、かり、し、き、かる、けれ、かれ!」とかひたすら何度も唱えてたらだんだんと覚えられるよ!
あとは、接続助詞の「ば」は仮定条件と確定条件があって、、、など理解して覚えられる範囲もあるから文法書をしっかりと読み込もう!
自分の好きなもので全然大丈夫ですが、あえて文法書をあげるとすれば以下のようなものがあります。
この参考書は覚えるべき知識をピックアップしてくれているものなので、「普通の文法書を眺めてもどこが重要事項か分からない!」という人向けの本かなと思います。
基本単語
単語の勉強は単語帳を1冊覚えれば十分です。
単語帳は以下のような観点で選んでみてください。
勉強法としては、何度も見て、唱えて覚えるのが基本となります。
1つコツをあげるとすれば、しっかりと語源を意識する!のが重要です。
たとえば、「ありがたし」という単語には、「滅多にない」「素晴らしい」などの意味があります。
ここで「ありがたし」を「有り難し」と変換して覚えられれば、「有るのが難しい」=「滅多にない」→「素晴らしい」と意味を派生させて覚えることができます。
このようにして丸暗記の部分を削っていき、覚えやすくすることができます。
おすすめの単語帳には以下のようなものがあります。
文法事項、基本単語についてある程度知識が入ったら (完璧じゃなくてOK!) 問題演習に入っていきましょう!
この段階で完璧に覚えなくても、問題演習をしているうちに確認できる知識もたくさんあるので、気楽に問題演習にうつってもらえたらと思います。
問題演習
使う教材や演習を行うペースですが、あなたの好きな教材を好きなペースで進めていって問題ないです!
あえていい教材の選び方を言うと、自分の今の実力より少し上かな?くらいの難易度のものを選ぶとよいでしょう。
ただ、まだ知識のおぼつかない段階で共通テスト、センター試験の過去問を演習に使おうとするのは少し黄色信号かもしれないです。
というのも、共通テストは基礎的な知識を聞くテストのはずなんですけど、古文に関しては択一式だからか、かなり文章が長いくて意味を取りにくい問題が多いです。
はっきり言って結構難しいです(笑)
なので、古文にまだ自信のない人は市販の基礎的な問題集から入るのがおすすめです!
それでは、演習する際の注意点について話します。
それは「演習をした後解答を見て、分からないもしくは曖昧だなと感じる部分は必ず文法書、単語帳に戻って確認すること!」です。
これを繰り返すことで、初見の文章を読んだ時でも、「この単語はあの単語帳の何ページくらいにのってたな。」とか思い出せるくらい知識が定着していきますよ!
まとめ: 古文は重要事項の暗記で乗り切る!
あなたのこれからの古文の勉強法の指針をたてることができたでしょうか?
ここで解説した重要事項を覚えてしまえば、文法問題を解けるようになるだけでなく、本文の意味も手に取るように分かるようになります。
ぜひコツコツと暗記を進めて古文のプロフェッショナルになってください!