英語って参考書の種類多すぎてどれをどうやってやったらいいか分からないんだよなあ。。。
英語はいろんなことをやらないといけないから難しいよね。
今日は英語の成績を上げる勉強法の秘訣を説明するよ!
こんにちは。
今回は英語の勉強法について解説していきましょう。
英語は勉強法をしっかりと系統立てて設計していかないと、何も身につかないまま時間だけが過ぎていきかねません。
そうなってしまわないように、この記事を使ってあなたの英語の成績を爆伸びさせていきましょう!
〈この記事の対象者〉
・今よりも英語の成績伸ばしたい中高生
・英語の勉強法がまだ曖昧な中高生
・これから英語の受験勉強を始めようとする中高生
英語はこう分類する
ぼくが英語という科目を説明するときは以下のように大きく6つに範囲を分けます。
もっと細かくも分けられますが、この分類が勉強の戦略が立てやすいので、この分類で説明していきます。
英語はこの6つの範囲についてそれぞれ勉強を進めていく必要があります。
この中で土台になるのは、「単語」と「文法」です!
「英語の勉強をこれから始める!」という人はこの2つの範囲について勉強を進めて、ある程度基本的な英語力の土台が身に付いたら、他の4つの範囲を進めていきましょう。
それでは、各範囲についての具体的な学習法について解説していきますね。
単語
みなさんご存じのように、単語の勉強は単語帳を覚えるのが一番効率が良いかなと思います。
単語学習のポイントをまとめると下のようになります。
1つ目は「使う単語帳を絞ろう」です。
なぜかというと、同じ難易度の単語帳は載ってる単語が大体一緒だからです。
頻出単語は限られているので当たり前と言えば当たり前なのですが . . . 。
なので、同じレベルの単語帳を何冊もやっても意味が薄いので、1冊に絞って仕上げていきましょう!
2つ目は「毎日コツコツと」です。
これは何度も見ることが記憶の定着に繋がるからです。
つまり、1個の単語を10分間凝視するよりも、日を分けて30秒ずつ20回見た方が人は覚えやすいということです。
以上より単語の勉強は、「1冊の単語帳を2回3回4回 . . . と何度も見て覚えていくのが最適!」となりますね!
単語帳1冊に絞るって言ったって、種類がありすぎてどれを選んだらいいか分からないです。。。
単語帳ってほんと種類多いよね。
下の記事でそんな受験くんのためにできるだけ多くの単語帳のレベルと特徴をまとめたので、参考にしてみてね!
文法
文法も単語と同じように文法書を暗記していくことになります。
ぼくがここでいう文法書とは、高校英語の文法の知識を網羅できるように問題にしてくれている参考書のことです。
代表的なものを下にあげてみます。
この3冊が多くの学校で配られている有名な参考書だと思います。
この3冊に大差はないので、どれをやってもらっても大丈夫です!
この参考書は全部やる必要はなくて、やるべき章は
「語法」「文法」「会話表現」に絞ってOKです!
というのも、「単語」の章は単語帳と内容かぶるから必要なし。 (「イディオム」は苦手な人はやってもよいかも。)
「発音」の章はセンター試験の発音問題を解く用には使えたのですが、共通テストに変わったことを考えると優先度が低い。
このような理由から「語法」「文法」「会話表現」に絞って取り組んでもらえたらと思います。
ペディさんに教わってネクステージをやり始めたんですけど、ネクステージの解説がちんぷんかんぷんです. . . 。
受験くんはもしかしたら文法に抜けがあるかもしれないね。いったん教科書で文法を見直してみよう!
ネクステージなどの文法書の解説は割と簡素に書かれています。
そのため、高校文法の知識が不足している人は解説を読んでもピンとこないかもしれません。
そんな人は高校の文法の基礎知識を覚えなおすとよいでしょう。
使う参考書は自分の分かりやすいもので何でも良いですが、代表的なものを一つ挙げときますね。
英語の成績を伸ばすのには時間がかかります。
そのため、このまま勉強していても成績が上がる未来が見えずに挫折してしまう人も多くいると思います。
「単語帳を大分覚えたのに成績があがりません。」こんな声を何回も耳にしました。
ただ、単語と文法だけをやって英語の成績が伸びることは考えにくいです。
なぜなら、単語と文法の知識をダイレクトに聞いてくる問題ってあんまりないからです。
いつも受けている模試を思い浮かべてみてください。
問題のほとんどは長文読解や英作文だと気づくはずです。
なので、長文読解の練習などをすることで初めて成績が伸びるのです。
ですが、単語と文法の知識がないまま長文を読むのは厳しいです。
また、(あとで解説しますが) 英作文は文法の知識が前提となっています。
つまり、単語や文法は土台ということです。←とっても大事!
最初のころは成績が上がらず苦しいかもしれませんが、「今は土台を作っているんだ!」と腹をくくって勉強していってほしいなと思います。
単語と文法の知識がある程度 (60%くらい) 入ったら、長文の勉強も同時並行で始めていきましょう!
もちろん単語と文法の勉強は、「忘れないため」かつ「100%覚えきるため」に長文の勉強中も継続して取り組んでください!
長文読解
単語や文法が6割程度覚えられた人は長文の勉強に入っていきましょう!
ここまで成績があがらなくて苦しい思いをしていた人も成績が伸び始めるのはここからです。
もうひと踏ん張りしていきましょう!
長文読解の最終目標は「英語の文章を英語のまま理解すること!」です。
どういうことか詳しく説明していきますね。
長文読解のレベルには3段階あるとペディは思っています。
Level1: 長文を単語をつなげて読むことができる
Level2: 英語を日本語に訳して理解することができる
Level3: 英語を英語のまま意味をとらえられる
では、ここでは ” I eat an apple.” という文章を例にしてみます。
Level1では、I = 私、eat= 食べる、apple= リンゴ、てことは多分「私はリンゴを食べる。」という意味だな。
と理解しようとすることです。
この読み方はあまり褒められたものではないですが、長文の勉強の最初の段階では全然問題ないと思います。
というのも、まずこの段階では今まで覚えてきた単語の意味を使って英語の文章を理解できる感動を味わってほしいからです。
今まで勉強してきたことは無駄ではなかったんだという実感を持ち、努力をしてきた自分を褒めてあげてください。
ただ、この読み方ではだんだんと問題が出てくるはずです。
たしかに「私」「リンゴ」「食べる」から作られる文章の99%は「私がリンゴ食べる。」ですが、「リンゴが私を食べる。」説も捨てきれません。
それに気づいた人はLevel2に到達します。
Level2では ” I eat an apple.” はSVO構文だから「私はリンゴを食べる。」という意味だなと日本語訳して文章を理解します。
そうです、単語の知識と文法の知識の合わせ技ですね。
このレベルになると、訳し間違えない限り文章を間違った意味でとらえることはなくなります。
ただ、そこそこ難しい模試を解くようになると、ある壁にぶつかります。
それは「時間が足りない」という壁です。
日本語と英語では語順が違うため、Level2の読み方だと何度も往復しながら読まないといけなくなるからです。
ここまでくるとLevel3 に近づきます。
Level3では ” I eat an apple.” という文章を見たときに、「私がリンゴを食べている映像」を想像します。
要は私たちが普段読書をするのと似たことをするということです。
おそらく皆さんが小説を読むときは、読んだ情景を一瞬頭に浮かべ次の文、また浮かべて次の文という感じで読んでいるはずです。
意識的にはしていないですが、母国語では無意識にそれができ、だからこそテンポよく小説を読み進めることができます。
英語でも同じことをするんです。
ただ、我々日本人は生まれてからずっと日本語を使ってきているので、どうしても日本語を経由させて読んでしまいます。
そこでやってほしい勉強法があります。
それは音読です。
1回や2回ではありませんよ。
演習をして完全に理解した文章を10回20回音読をしていってください。
そうすると、日本語を経由させて理解するのがだんだんと面倒になってきます。
そして、英語のままだんだんと理解できるようになります。
本当に効果があります。
このとき英語の音声に合わせて読むとリスニング対策もできてより効果的です。(オーバーラッピングという勉強法です)
ぼくペディは寝る前10分くらいは音読に充てると決めて、高2の夏くらいから共通テストの直前期まで毎日オーバーラッピングをしていました。
これがぼくの長文読解力とリスニング力を鍛えてくれたと思います。
長文読解で使う教材は基本的にパラパラと読んでみて難しすぎないなと感じるものなら何でもオッケーです。
ただ、オーバーラッピングをするという意味では、音声がダウンロードできる教材がいいかなと思います。
おすすめの教材を載せておきますね。
リスニング
ぼくは長文読解の勉強がしっかりとできていれば、リスニングに対して特別な対策はあまり必要ないと思っています。
リスニングで必要な力は、英語を聞いて瞬間的に理解できる力と英語の発音 (弱形など) を聞き分ける力の2つです。
1個目の力は長文読解で英語のままイメージ理解できるようになっておけば問題ないです。
2個目の力はオーバーラッピングを続けていれば、英語のテンポや発音はいやでも身についてきます。
あれ、リスニングもうできてしまいます。
ペディさん、ぼく長文読解の勉強は完璧なのに、リスニングが苦手です。
多分受験くんは「慣れ」が足りていないだけだと思うよ!
しっかりと問題演習を積んでいこう!
ただ、リスニングにはある程度慣れが必要です。
慣れてくると問題文を聞きながら選択肢を読んだり、すき間時間に選択肢を先読みしたりすることができるようになります。
そうすると、リスニングで大コケをすることはなくなるでしょう!
使う教材はセンターの過去問など好きなものを使ってオッケーです。
英文解釈
英文解釈とは、一言で言ってしまえば英文和訳のことです。
長文読解の問題に和訳の問題もついてたんですけど、それだけではだめですか?
入試本番までどれだけ英語の勉強時間があるかにもよるけど、まだ時間があるなら絶対に英文解釈のみを勉強する時間をとった方が良いと思うよ!
長い文になると急に構文を取れなくなると悩んでいる人はいませんか?
こういう悩みを無くすための勉強が英文解釈です。
具体的には、長い文章や入り組んだ複雑な文章の構文を見抜く方法を勉強していきます。
「”and” があるときは後ろから前」のように英文解釈用の参考書には構文を見抜くためのテクニックがたくさん載っています。
それをひとつひとつインプットしていって、問題集や模試の和訳問題でアウトプットして定着させていきましょう!
使ってほしい参考書とその特徴をまとめておきますね。
入門英文解釈の技術70 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略) [ 桑原信淑 ]
特徴: 英文解釈で押さえておくべきテクニックが70個分かりやすくまとめられている
対象者: 地方国公立や中堅私立を目指す受験生
英文解釈を勉強したい高1生高2生
大学受験スーパーゼミ 徹底攻略 基礎英文解釈の技術100[CD付新装改訂版] [ 桑原 信淑 ]
特徴: 英文解釈で押さえておくべきテクニックが100個分かりやすくまとめられている
対象者: 旧帝などの難関国公立や難関国公立を目指す受験生
追記: ちなみに、ぼくはこれを使っていました!
1日2セクションと決めて2か月ほどで取り組みました。
英文解釈の技術100新装改訂版 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略) [ 杉野隆 ]
特徴: 英文解釈で押さえておくべきテクニックが100個分かりやすくまとめられている
対象者: 早慶を目指す受験生
追記: 正直書いてある内容は基礎編と大差ありません。
違う点は使われている単語が難しい!
単語がむずくて訳せない. . . ということが続くと英文解釈の練習という目的とずれてしまうので、受ける学校の単語レベルが高いので、そのレベルの文章で練習したい!という人以外は基礎編で全然OKだと思います。
ポレポレ英文読解プロセス50 [ 西きょうじ ]
特徴: 程よい長さの英文とその訳し方について見開き1ページにまとまっている
対象者: 早慶などの難関私立、東大などの最難関国公立を目指す受験生
追記: 掲載されている英文が50と解釈の技術100に比べて載っている英文が半分なのでコスパ良くハイレベルの英文解釈のコツを身に着けたい人におすすめです。
英文読解の透視図 [ 篠田重晃 ]
特徴: 長さのある文章が載っており、そのうちの一部を訳すスタイル
対象者: 早慶などの難関私立、東大などの最難関国公立を目指す受験生
追記: ポレポレと同難易度(もしくは少し難しいレベル)帯の問題集です。ポレポレよりも文章に長さがあり、問題数が多いので、がっつり解釈の勉強をしたい人は透視図がおすすめ。ただ、その分ボリュームは増えます。
この中から自分のレベルや目標に合わせて参考書を選んでみてください!
英作文
文法をきちんと勉強できてれば、はちゃめちゃな英文を書くことはないです。
ただ、文法の勉強だけでは英作文の知識が不十分なので、英作文は英作文で勉強していきましょう。
具体的には、参考書で英作文頻出の表現を覚えるのと、自分で書いた英作文を添削してもらうという2つを同時並行で進めていきましょう。
おすすめな参考書は以下の通りです。
和文英訳のポイントは問題文をいかに自分の知っている表現で書くかです。
つまり、自分の知っている表現が多ければ多いほど対応できる問題が多くなります。
これらの参考書にはよく使う表現がまとめられているので、ここに出てくる表現を覚えればかなりの問題に対応できるようになるでしょう!
あとは自分で書いた英作文は学校の先生などに添削をしてもらうようにしましょう。
自分の書いた英作文の添削を自分でするのはなかなか至難の業です。
他人に見てもらって初めて見つかるミスも多くあります。
もし「周りに見てもらえる人がいない」または「信頼できる先生がいない」という人におすすめしたいものがあります。
それがZ会です。
ペディも高2から高3までZ会を取っていました。
英語では毎回和文英訳の問題が付いていたので、それを添削してもらっていたのは非常に有効でした。
自分では満点だと思って出しても意外とミスがたくさんあって、あぁ. . . と思うことも結構ありました(笑)
とりあえず、資料請求は無料なのでぜひ上の画像をクリックして資料請求してみてください。
受験は情報戦でもあります。
とりあえず、情報を仕入れることが大切です。
資料=情報を仕入れて精査して自分に合うと思ったら申し込む、合わないと思ったら申し込まないと判断をすればいいだけです。
受験において情報弱者にはならないようにしましょう。
無料で5分くらいで簡単にできます。
下の記事で資料請求の方法を解説しているので見てみてください。
ぼくも受験生時代1年以上お世話になった教材なので、ぜひ検討してみてください。
英作文の勉強は、頻出の知識を仕入れることと、自分で書いてみて添削をしてもらう、この2本柱で取り組めば万全です。
まとめ
今日は英語の対策を全体的に詳しく説明してきました。
英語の成績をあげるのには時間はかかりますが、正しく取り組めば確実に成績は伸びます。(いろんな受験生を見た経験上どんなに早い人でも3か月はかかっています。)
コツコツと忍耐強く取り組んでいきましょう。
特に単語と文法は土台でとても大切です。
この記事を参考にして英語の成績を爆上げしていってください。