共通テストで国語解かないとなんだよなあ。。。
受験くんもそうだけど、理系は数理が忙しくて特に国語対策する時間がないよね。
そんな受験くんでも国語で安定した得点を取れるようになる方法を伝授しよう!
〈この記事の対象者〉
・国語で点数が安定しない受験生 (特に国語に割ける時間の少ない理系学生)
・なんとなく国語を解いてきた中高生
理系志望においてネックになる科目のひとつと言えば、そう国語です。
受験くんのように共通テストさらには2次試験でも国語を解かないといけない理系志望も多いのでは?と思います。
国語は一般的に非常に点数の安定しにくい科目です。
ぼくも模試で何度も苦しめられました(笑)
少しでも国語の点数を安定させるためには何が必要なのか?
ぼくが受験生時代に意識していたこと、それから受験生を指導していくなかで気づいた国語の点数の上がる勉強法を紹介したいと思います。
ちなみに、古文、漢文は下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
現代文
国語でもっとも配点が大きいのにもっとも ‘なんとなく’ 解いてしまいがちなのが現代文ですよね。
それでは現代文の解き方を解説していきましょう!
現代文とは
現代文の攻略法について結論から言うと、『現代文は本文を完璧に理解すれば解ける!』ということです。
そんなの当たり前やん . . . 。
たしかに当たり前。でも、現代文ってここに行き着くんだよね。
下の例題をみてみよう。
本文: Aくんはとてもリンゴが好きです。だから、今日Aくんはリンゴを食べました。
設問: Aくんはなぜ今日リンゴを食べましたか?
1: Aくんがリンゴが好きだから。 2: Aくんはおなかが減っていたから。
1のリンゴが好きだから!
正解!
おそらくこの問題で間違える人は少ないです。
しかし、本文が長くなったり難しくなったりするにつれて、勝手な思い込みから2を選ぶような間違い方をする人が増えてきてしまうんです。
しっかりと筆者の意見を理解して本文に根拠を求めて解く!というのが現代文の解き方です。
現代文をこのように解くしかないのには理由があります。
それは、現代文は小手先のテクニックが通用しにくいからです。
現代文は言語を扱う科目です。
言語というのは数学などとは違って非常に表現の自由度が高いです。
だから、型にあてはめるような「テクニック」と言われるものが効きにくいんですね。
たとえば、よく言われる現代文の解き方なるものには以下のようなものがあります。
・逆説のあとには筆者の主張がくる!
・「さて」ときたら話題の転換だ! etc.
たしかにこれが成り立っている例もあるでしょう。
ただ、「しかし」とあったからこの後が筆者の主張に違いない!のように適用するのは非常に危険です。
たとえば、「さて」という接続詞は主に話題の転換に使われますが、英語のLet’s seeのように語調を整えるのに使う人もいます。
さらには話題の転換であったとしても、本文の構成上無視できるほど微々たる話題の転換かもしれません。
そんなときに大風呂敷広げて、「話題の転換くるぞ~!注意しよう!!」とかしてたら、木を見て森を見ずになりかねないですし、なにより本文を読んでて疲れます(笑)
このような現代文の解き方と言われるものは数学の公式のようなものとは程遠いということがお分かりいただけたでしょうか?
2次方程式は解の公式に入れれば自動的に解けますが、現代文はそうはいかないのです。
では、現代文の対策は何もできないのでしょうか?
そんなことはありません!というのを次に解説していきます。
対策法
現代文の本文を機械的に処理していくのは危険!ということを解説してきました。
ただ、現代文でも機械的に処理できる部分があるんです!
それはずばり、「設問の文章」です。
ここではぼくが実際に受験生のときに使っていたものを1つだけ紹介します。
定型化の例: 内容説明問題
定型化できて機械的に処理できる設問の例として内容説明問題を取り上げます。
言い換えると、「どういうことか。」と聞かれている設問です。
この類の問題は中高生なら誰しもが一回は見たことがあるあるある設問です。
あなたならこの設問をどのように解答していくでしょうか?
結論から言うと、この設問でやるべきことは実は決まっています。
それはずばり「本文中の言葉を使って傍線部を言い換える!」です。
下の例題を見ていきましょう!
本文: ~内容説明問題とは「どういうことか」と問われている問題のことで、~~内容説明問題は全表現を言い換えて答えるのが一般的である。
設問: 下線部はどういうことか説明しなさい。
模範解答: 「「どういうことか」と問われている問題はすべての表現を換言して解答するのが普通であるということ。」
(少し無理はありますが、) 基本的にはこれで満点になります。
つまり、「傍線部はどういうことか。」と問われている設問は「この傍線部を言い換えなさい!」と言われているのと全く同じなのです。
念のため補足ですが、言い換えるときに使う言葉はなるべく本文中の言葉や表現にするということに注意しながら解答を作ってもらえたらと思います。
まとめ: 現代文は設問を定型化!
「現代文は設問を定型化しましょう」
これが現代文の一番効果的な攻略法です。
本文をしっかり読んで、設問を機械的に処理していきましょう。
ここでは、内容説明問題を例としてとりあげましたが、他にも理由説明問題なども定型化することが可能です。
あとはしっかりと演習を積んでいくだけです!
演習の方法はまた別記事で解説する予定です。
これをヒントに現代文を取り組んであなたなりの解き方を見つけていってください!